看護師のブランクは、何年までOKでしょうか？
ブランクが長いと病院の採用にも影響するだろうし、入職してからも不安です。
看護師の経験が浅いまま臨床から離れて生活していると、いざ復帰しようと思ってもブランクがあって、うまくやっていけるか不安という方もたくさんいます。
そこで本記事では、看護師の経験が浅いブランクあり看護師が、転職して臨床復帰できた方法を紹介します。
本記事を読めば、看護師の経験が浅くても、ブランクがあっても、病院の臨床へしっかりと転職・復帰できるようになります。
精神科「療養病棟」で看護師長をしている、じゃっきーです。
私は臨床にもどる以前、大学院生、警察保健師、大学教員をしていて、看護師ブランクは１０年でした。
看護師ブランクが何年だろうと、うまく臨床復帰できる方法を具体的にお伝えしますね！
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看護師の経験浅いブランクあり看護師がうまく臨床復帰できた方法
うまく臨床復帰できた方法はこちらです。
定時帰りで精神的な負担を軽減した
看護師の経験が浅かった（というか、ほとんど臨床経験なし）私が、看護師歴１２年になるまで仕事を続けられているのは、「定時で帰ることを心がけ、精神的な負担を軽減した」という点がかなり大きいです。
新しい職場でどんなに良い人がいても、合わない人も必ずいて、とにかく人間関係に疲れます。
そんなときは、やはり定時で退社して、職場から離れて過ごすが１番。
ブランクあり看護師がうまく臨床復帰して仕事を続けるには、転職する際に、残業のない定時帰りができる職場を選びましょう。
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基礎看護技術の修得に力を入れた
看護師の経験が浅いブランクありの看護師は、まず基礎の看護技術の修得に力を入れましょう。
ブランクがあると、採血や点滴、吸引、導尿・留置カテーテル、褥瘡処置といった、基本的な技術が未熟であることに不安を抱えている方が多いです。
私は、ほぼ素人に近い看護師だったので、写真付きのカラーで見やすい、フィジカルアセスメントと基礎看護技術の参考書を買って勉強しました。
フィジカルアセスメントと、看護技術のエビデンス（根拠）を自宅で勉強して、翌日に病院で実践するのを繰り返しました。
そうすることで、自分に自信がつき、着実にレベルアップしていきます。
不安が軽減するので、徐々に出勤するストレスも解消されていきます。
看護師のブランクを解消！採血などの練習・研修にオススメの参考書
＜オススメの参考書＞
点滴や採血の手技・手順「看護がみえる vol.2 臨床看護技術」
心電図の見方「これならわかる! 心電図の読み方 ~モニターから12誘導まで~ (ナースのための基礎BOOK)」
フィジカルアセスメント「看護がみえる vol.3 フィジカルアセスメント」
この３冊を買いそろえておけば、療養病棟や介護施設では十分対応できます。
専門知識を勉強した
基礎看護技術がある程度できてくれば、並行して専門知識の勉強にも力を入れると、より不安が解消されて自信がついてきます。
自信がついてくると、病院へ出勤することが苦ではなくなるため、看護師を続けやすくなるでしょう。
私の場合は、精神科「認知症看護」でしたので、認知症に関する理解を深め、認知症患者に利用されることが多い精神科薬や睡眠薬の勉強をしました。
薬は精神科に限らず、内服をされている患者さんは多いので、現場で使われている薬を中心に、効果や副作用を覚えると良いです。
所属科の専門知識がついてくれば、自分であれこれやってみようとできることも増えてきます。
ここまでくれば、うまく臨床復帰できたも同然です。
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私も実際に登録して、勉強しましたよ。
ぜひ活用してみてくださいね。
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１年間踏ん張った
「３日、３週間、３ヶ月、６ヶ月、１年」とよく言われます。
- ３日は、小さな３連勝。新しい病院に行くのに違和感が少し減ってくる
- ３週間は、病院へ行くのが習慣化。自分の仕事が少しわかってくる
- ３ヶ月は、周りの仲間や先輩、病院のことがわかってくる
- ６ヶ月は、周りが自分のことをわかってくる
- １年は、ひと通り仕事や内容が理解できて、自分から行動ができる
やはり新しい職場に行くと、不慣れな環境下で、ふと「心も身体もしんどいな〜。」ってマイナス思考になりがちです。
そんなときは、「３日、３週間、３ヶ月、６ヶ月、１年」を思い出します。
小分けにして、ハードルをクリアしながらゲーム感覚で楽しめば、意外と１年があっという間。
ぜひ試してくださいね。
人間関係も１年くらいたたないと、お互いが分かり合えないものです。
ただし、パワハラ・セクハラ・いじめなどの人間関係や過重労働があって、どうしても仕事に行きたくない（行けない）場合は、行かなくて良いです。
部署を異動させてもらっていいし、辞めてもいいです。
小分けにしたハードルが越えられそうか、１つずつ確認しながら進んでください。
看護主任での採用が吉となった
看護師経験が浅かったにもかかわらず、看護師主任での採用からスタートしました。
大学院卒であることや、大学教員の経験、大阪府警本部での保健師経験などを高く評価していただけたと感じています。
看護師経験が浅く、ブランクありの私が主任で採用されたことを、よく思わない人たちもいたでしょうけど。
最初は、病棟の人間関係の荒波にも揉まれましたが、看護師主任という立場が自分を守り、成長させてくれたと思っています。
もし仮に、転職する際に管理職からの採用を提案されたとしたら、引き受けることをオススメします。
仕事の責任は増えますが、一方で、自分の意見を病棟や病院に反映させやすく、働きやすいです。
家族が支えになってくれた
大学教員を辞めて、看護師に戻ると決めたとき、妻はそっと見守ってくれていました。
自分で決めたことは、曲げない私の性格を熟知しています。
当時、子どもたちは幼稚園に通いはじめたばかりで、転職が成功するかどうかもわからなくて不安もありました。
しかし、大学教員では、仕事へのウェイトが重く、家族との時間を取れないと判断したのです。
妻や息子たちと、たくさんの思い出を作りたい、そんな気持ちが自分の支えでした。
病院での看護師生活も、「家族を絶対幸せにする。自分ががんばらないといけない！」という思いが強かったですね。
まとめ「看護師のブランクは何年までOK？ブランクあり看護師がうまく臨床復帰できた方法」
本記事では、看護師の経験が浅いブランクあり看護師が、転職して臨床復帰できた方法を紹介しました。
現在、精神科「療養病棟」で看護師長をしている私も、臨床にもどる以前、大学院生、警察保健師、大学教員をしていて、看護師ブランクは１０年でした。
そんな私でも、病棟に適応し、臨床復帰を成しとげられたのです。
本記事を読んでいる、あなたもできますから安心してくださいね。
私の経験が、何かのお役に立てれば幸いです。
看護師の経験が浅くても、ブランクがあっても、病院の臨床へしっかりと転職・復帰できるように心から願っています。
ではまた。
ブランクからの復帰は「ナースではたらこ」
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