はじめに
本記事は、子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師さんの中で
特に、看護師の子育てと仕事の悩みに向き合うために、具体的な方法が知りたい看護師さんへ向けて書いています。
本記事を読めば、看護師の子育てと仕事の悩みについて、どのように向き合えば良いか具体的な6つの方法を知ることができます。
子育てと仕事の悩みに向き合う6つの方法は、
子育てと仕事の悩みに向き合う6つの方法
- 自分の意識を変える
- できることから行動してみる
- パートナーとよく話をする
- 職場の同僚に相談する
- 子どもとの接し方を工夫する
- 職場を変える
の6つです。

看護師といえば女性が多い職業ですよね。
子育てをしながら看護師をしていると、
看護師によくある悩み
- 正社員で働きにくい
- キャリアアップがむずかしい
- 子どもの体調不良で急な休みが必要になる
- パートナーの協力が得られない・少ない
- etc...
といった、たくさんの悩みが出てきますよね。
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私は看護師歴11年で、現在精神科病棟(認知症専門病院)で主任をしています。
看護職としての経歴は異例で、看護師のほかに
- 警察保健師3年
- 看護大学の教員5年
のキャリアがあるんです。
- 子育てにしっかりと関わりたい
- 家族との時間を大切にしたい
という強い気持ちをもって、大学教員から看護師へ転職。

本日、2児の父親でもある私が看護大学の教員からの転職と、転職後に看護師を続けながら得た経験をもとに、
看護師の「子育て」と「仕事の悩み」に向き合う6つの具体的な方法
をお話しさせていただきます。
本記事より何か1つでも気づきを得ていただいて、生活の中で実践いただければ幸いです。

看護師の子育てと仕事の悩みに向き合う6つの方法
自分の意識を変える

- 子育てについて、自分はどのように関わっていきたいのか?
- どんな仕事をどのようにしていきたいのか?
自分の考えや意志が必ずあるはずです。
まずその部分をはっきりとさせましょう。

しかし、いろんな人生のイベントを越えていくうちに、いつしか心の奥に眠っていた”自分の本来もっていた意識”がおもてに出てきました。
今であれば、
- 毎日子どもの顔を見て、お話を聴いて、一緒にごはんを食べ、お風呂に入って眠る。
- 妻の話を椅子に座ってゆっくりと聞いてうなづく。
それが当たり前であり、当然のように楽しんでいるんです。

- 子育てを楽しむ
- 家族との時間が何より大切
という意識へ完全に目覚めるまで時間がかかりました。
自分の意識が変わると、同じく行動も変わります。

新しい知識が自分の意識を変える
自分の意識を変えるのに最も効果的なことは新しい知識を得ることです。
今はインターネットを通して、いつでもどこからでもカンタンに知識を得ることができます。

またYouTubeでは視覚からおもしろく楽しんで、今までの自分にはなかった新しい情報を手にすることができますよね。
何かに悩んだときは、違った角度からものごとを見てみる。
これは私が昔からよくやっている方法です。
今なら、
- AmazonのKindle Unlimitedに登録して本をガンガン読む
- YouTubeで自己啓発できそうな動画を見る
この2つをぜひお試しください。

できることから行動をしてみる
「新しく芽生えた意識」や「自分の大切にしたい意識」がハッキリしたなら、自分ができることから始めてみることをオススメします。
私の場合、

と自分の潜在的な意識がおもてに出てきてから、「家族と過ごす時間をつくるための行動」をできることから始めました。
最もスピーディーですぐに効果があったのは、
- 残業をしない
- 飲み会には行かない
の2つでした。

そうすると、子どもたちと一緒にお風呂へ入れるようになりましたし、夕ご飯も家族でとれるようになりました。
妻の負担も私(パートナー)が早く帰ってくるだけで、

と言ってもらえたんです。
また定時退社するので早朝出勤に切り替えることで、就寝時間は早まり子どもたちと一緒に寝ることができるようになり良い循環へ。
お得メモ
私の経験上、朝早くに出勤するひとは信頼されやすく定時退社に文句を言われにくくなります。
※あくまで経験上です(笑)
看護師になって10年たった現在も、
- 定時退社
- 飲み会には行かない
は絶賛継続中です。

なんて思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
ガラッと全てを変えなくてもいい。
ほんのちょっとしたことでいいんです。

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パートナーとよく話をする
看護師の子育てと仕事の悩みを解決するキーマンはパートナーといっても過言ではありません。

自分は何を大切にして、どんな将来を見据えているのか
について、パートナーとしっかり話をしましょう。
- どんなことをして欲しいのか
- どんなヘルプが必要なのか
を話し合い、お互いが支えあってより良い関係を築いていくことが大切です。

教員は四六時中、
- 研究と講義、実習が頭の中につきまとい休日も余裕がない
- 遠方への看護実習になると妻のワンオペ育児になる
- 「○○看護学▲▲講座」といった狭い職場で人間関係がキツイ
- 大学院で悩みがある
といったように、
「家族との時間を大切にするよりも仕事重視になってしまう環境に心身ともに疲れている」
と話をしました。

自分は何を大切にして、どんな将来を見据えているのか
について考える機会をもうけ、パートナーと共有して理解を得ましょう。
職場の同僚に相談する
- 同じ年代の子どもたちを育てている方
- 子どもたちが成長して少し手が離れた方
- 子育てを終えてバリバリ働いている方
といった職場の同僚たちからいろんな意見を聞いてみましょう。

- 自分が大切にしていること
- 自分が将来どうなりたいか
を明確にしておくことで、参考にできるところがあるはずです。
話を聞いた内容をすべてマネをする必要はありません。

子どもとの接し方を工夫する

忙しい1日の中、子どもとの時間は
- 朝の出勤前
- 夕方の帰宅から寝るまで

そんな短い時間だからこそ、子どもたちとの時間は貴重です。

子どもと接するときの3つの注意
- 子どもと話をするときは手を止め、体を子どもの方へ向けて表情をみる。
- まずは子どもの話をしっかり聴く(自分の意見はあと回し)。
- ギュ〜ッと抱きしめる。
の3つです。
これは私のオススメの本からの学びを用いています。
子どもに対して、

と気持ちを伝えるために体をちゃんと子どもの方へ向けるように心がけていると、子どもがどんな表情をしているかがハッキリとわかるんです。
その表情をみれば、
- 悲しいのか
- 怒っているのか
- 悩んでいるのか
- つまらないのか
- 楽しいのか
- うれしいのか
- 元気なのか
なんて一目瞭然。
そして、子どもがどんな思いや考えをもってお話をしにきてくれたのか、”うんうん”とうなずいて聴くのです。

顔をみて相槌をしているだけで、子どもたちはどんどんいろんなことをお話ししてくれて、子どもたちを理解することにつながります。
お話しを聴いたあとは、

の意味をこめてのハグです。
息子たちも小五と小三と大きくなってきて、お兄ちゃんはハグも恥ずかしくなってきたのですが。

短いスキンシップの時間だからこそ、ちょっとした工夫をして過ごすことが重要なのです。
職場を変える
- 残業が当たり前
- 業務が忙しすぎて心身ともにまいっている
- 給料に不満を感じている
- イヤな人間関係に耐えられない
といった自分の力ではどうにもならない環境が仕事の悩みの原因である場合はかなりストレスが高くなります。
仕事の悩みに連動して、子育てや家族との関係も悪化することもあるでしょう。
状況が悪くなってしまう前に行動し、対処することが重要です。
異動を申し出る
解決策の1つとして、業務の多忙や人間関係での悩みであれば、もし可能なら異動を申し出ることも考えて見ましょう。

私は2021年6月に8年勤めた病棟から異動になりましたが、異動で職場環境が変化すると
- 仕事の内容も
- 人間関係も
- 仕事に対する気持ちも

って、いろんな意味(大変だったところも、良かったところもありました)で実感できました。
転職は1つの選択肢
しかし、もし、

という気持ちが強いのなら、転職を選択肢の1つとしてオススメします。
実際に私は、大学教員の仕事続けていれば、
- 子育てや家族との時間がおろそかになる
- 自分が思い描く人生が送れない
といった気持ちが強くなっていき看護師へ転職しました。

- 2時間の通勤時間
- 職場での悪い人間関係
- 大学院での悩み
などが混ざりあって転職という決断に至ったのです。

私はすでに何回も転職していて、いろんなところでの経験が蓄積されています。
看護師(1年) → 警察保健師(3年) → 大学教員(5年) → 看護師(10年)
という職歴です。

私が得た経験は誰のものとも違いますし、とても貴重だと感じています。
日本での転職は、
- その場所に適応できなかった者がする
- すぐに仕事を辞める者のイメージがつきやすい
といったマイナス面で捉えられがちですが、現在ではその考え方はナンセンスです。

自分の意志や夢をかなえるために、自由に職場を選ぶ
これが今の転職です。

子育てと仕事で悩んでいる方への1つの解決策として、転職を視野に入れておくことはとても重要なのです。
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看護師の子育てと仕事の悩みに向き合う方法のまとめ

子育てと仕事の悩みに向き合う6つの方法
- 自分の意識を変える
- できることから行動してみる
- パートナーとよく話をする
- 職場の同僚に相談する
- 子どもとの接し方を工夫する
- 職場を変える
の6つです。

- 子育てにしっかりと関わりたい
- 家族との時間を大切にしたい
という自分の根幹の部分に気づいて行動し、大学教員を辞めて家族との時間が増える看護師になりました。

- 妻や子どもたちとの時間が増えた
- 子育てや家事、妻との会話時間が圧倒的に増えた
のは言うまでもありませんので。

気づくと1か月がすぎ、半年がすぎ、1年がすぎていくことでしょう。
子育てを楽しく健やかに行っていくためには、親である私たちがまず健康で時間にゆとりをもつことが大切です。
看護師の職場だって余裕をもって働くことができ、子育てしやすい環境のある場所があります。
まずは今日ご紹介した6つの方法から1つでもいいので実践してみてください。
子育てと仕事でお悩みの方への解決の糸口が必ず見つかりますから。

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