子どもが小さい頃はやっぱりパートで働いて、子どもとの時間を優先したい。
そう考える看護師さんは少なくありませんよね。
実際に、４歳から１２歳までの子どもを持つ「子育て中の看護師」の約２２％〜２５％の方が看護師パートを選択しています。
つまり、およそ４人に１人の割合で「子育て中の看護師」はパートで仕事をしている現状なんです。
参考資料「看護職員就業状況等実態調査結果」より（厚生労働省）
そこで本記事では、
について説明します。
理想は週３で働いて、子育てや家事ができる時間をつくると同時に、お金もしっかり稼いでおきたい！
と考えている方は、ぜひ仕事探しや転職活動の際の目安として役立てください。
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看護師パートの平均時給の現状
看護師パートの時給の現状について調査をしてきました。
平均時給は？
当サイト独自に、看護師パートの平均時給の現状を調べてみたところ、時給１,５８３円という結果でした。
（平成２７年）：賃金構造基本統計調査の職種別賃金額（厚生労働省）より
さすが看護師。
事務職や一般的な職業のパートに比べるとはるかに高い時給です。
なぜそう感じるかというと、わたしの妻はパートで管理栄養士をしていましたが、時給は９００円。
さらに、妻が以前につとめていたバイト先工場の「商品の棚卸作業」では、
と、うれしそうに言っていたので、話を聞いてみるとそれでも１,２００円前後。
工場なんかはエアコンがなかったり、壁がなく吹きさらしの場所だったりと、働く環境が良くないにもかかわらず”この時給”でした。
最近も、妻が「調剤薬局の事務パート募集ないかな〜。」と探していたので、時給をみると９３０円。
これを目の当たりにしていたので、自分たち看護師としては
「看護師の時給は安すぎる！」
とか思っていても、
「やっぱり看護師の時給は良いんだな〜。」と再確認できました。
パート看護師の時給は都市圏が高い傾向
パート看護師の時給は地域によって差があり、東京や大阪などの都市圏で特に高い傾向があります。
「都市圏の近くにお住まいで、高給与がいい」という方は都市圏での転職がオススメです。
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【理想の週３回勤務】およそ月収はいくら？
およその平均時給をもとに各種の税金計算は抜きにして月収を算出してみました。
１,６００円 × ８時間（フルパート）／日 × １２日／月（週３勤務） ＝ １５３,６００円
ひとつの参考としてください。
※月収を出しましたが、「扶養内で働くか」or「働かないか」などで収入の調整も必要になってきます。
パートでお得な働き方は？
パートでお得に給料を稼ぐには、どんな働き方が良いのでしょうか？
103万円以下の扶養枠内で余裕をもって働く
「103万円以下の扶養枠内で余裕をもって働く」という働き方があります。
ちまたで言う、「１０３万の壁というヤツ」ですね。
では収入が１０３万円以下で働くと、なぜお得なのでしょうか？
その理由は２つ、
- 「103万円以下」で働くと所得税がかからない。
- 配偶者控除を受けることで、配偶者（パートナー）の税金負担が減る。
からです。
裏を返せば、「１０３万円を超える」と所得税がかかります。
ちょっと踏み込んでお話をすると、実は「93万円～100万円の収入であれば、住民税も所得税もかからない」
「稼いだ収入」＝「全額家計のプラス」になります。
と思いますよね。
また、１００万円の収入を超えると、「住民税」が発生するようになります。
ですが、住民税の支払いは７,０００円程度で済むので、単純に計算をすると
１０３万円 ー ７,０００円 ＝ １０２万３,０００円の収入
となれば、１０３万円ギリギリで働くのがお得と言えるでしょう。
年収１０６万円を超えると「社会保険料が発生する」可能性！
ちなみに年収が106万円を超えると、条件によって”扶養範囲外となる可能性”が出てきます。
そうなってくると、社会保険料を納める必要があるので要注意です。
せっかく稼いだのに、
１０３万円以下で働いていたときよりも、手取りが少なくなった。
なんてことも。
住民税、所得税、社会保険料などを差し引いて、自分の手取りがプラスになっていくのは「年収１６０万円以上」と言われています。
働き損にならないように、ちゃんと調べて賢く働きましょうね。
看護師の平均時給から計算すると、「１日８時間パート」で週３回の勤務だと、ざっくり年収が
月収１５３,６００円 × １２ヶ月 ＝ 1,843,200円
になるので、働き損には”ならなさそう”です。
本記事での計算は、あくまでも超ざっくり計算なので、必ずご自分で一度お調べくださいね。
「税金や社会保険料の負担についても知っておいた方がいいよね。」ということで、カンタンにご紹介しています。
詳しく知りたい方は下記ページなどをご参考にしてください。
おまけ「パートの労働時間は？」
労働基準法第32条では、
原則として1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけない。
と定められています。
これはパート、正社員関係なくすべての労働者が対象です。
常勤看護師は、1週間の労働時間が”最大40時間”のいわゆる「フルタイム」と呼ばれる働き方をしています。
一方、パート看護師の労働時間は「1週間で40時間未満」で、自分の都合にあわせて無理なく働けるわけです。
「理想は週３で働きたい！子育て世代看護師はパートの時給を知っておこう！」まとめ
看護師パートの平均時給は「1,583円」で、ざっくり１,６００円程度であることがわかりました。
転職の際は、この時給額を１つの目安にして仕事探しにお役立てください。
看護師の職場を探すとき、人間関係の良さや通勤時間なども、もちろん大切なのですが、時給が良いに越したことはありません。
パートでは働く日数や、働く時間によって収入が変わりますので、税金や社会保険のことも頭の片隅においておきましょうね。
子育て世代の看護師は、増えていく食費や学費、そして家族との遊興費といったお金に加えて、将来への貯金や投資と、お金についてしっかりと考えておかなければなりません。
わたしもまだまだ子育て世代の看護師です。
本記事が看護師パートをするうえで、収入をきちんと考えるきっかけになれば嬉しいです。
一緒にがんばっていきましょう♪
ではまた。
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