看護師の転職サイトを使えば、自分の希望を伝えるだけでラクに転職ができます。
しかし、転職サイトを使わずに転職したい方がいるのも事実。
そこで今回は、転職サイトを使わずに求人を探す方法を紹介します。
自分の状況に合わせて、転職サイトと使い分けをしていきましょう。
看護師の転職サイトを使わずに求人を探す方法
看護師の転職サイト(エージェント)を使わずに求人を探す方法は4つあります。
<転職サイトを使わずに求人を探す4つの方法>
自分にあった求人方法を選びましょう。
<転職サイトと他の転職方法との比較表>
項目 | 転職サイト | 求人サイト | 知り合いの紹介 | ハローワーク | ナースセンター |
求人数 | |||||
無料で利用 | |||||
専門性 | 自分でリサーチ | ||||
相談しやすさ | |||||
マイペースで利用 | |||||
詳細の確認 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
転職活動は看護師転職サイトだけでやってる人って意外と多いと思うけど
— ナース転職アドバイザーの本音ツイッター (@TensyokuNurse) April 1, 2023
ハローワークでも、気になった病院でも自分で調べたり応募してみたほうがいいよ。
色んな方法で良い転職をして下さいな
求人サイトの活用
転職サイト(エージェント)を使わずに転職先を見つける方法のひとつに、求人サイトの活用があります。
よく似ていますが、求人サイトは「自ら検索するリサーチ型」です。
求人サイトはアドバイザーがいません。
サイトを使って希望にそった職場を探し、自分で応募をして進めていきます。
求人サイトの方が自分には合ってるという方も多いです。
しかし、相談相手がいないので、いざという時の決断が鈍って、良い案件を取り逃がすこともあります。
メリット
- マイペースで転職活動できる
- しつこい電話や催促なし
デメリット
- 自分でやる手間が増える
- 時間がかかる
- 相談相手がいない
求人サイトの活用はコチラ
→看護師の求人サイト「ジョブメドレー」
知り合いの紹介
知り合いに紹介してもらう方法は、転職先の病院へスムーズに自分を紹介できます。
一見すると、良いようにも見えますよね。
就職した先が
- 良い人間関係
- キレイな施設
- 子育てしやすい職場環境
といった、自分が思い描いていた職場であれば言うことはありません。
しかし、どうしても自分に合わないこともある。
そんなときはどうでしょう?
- 紹介した人の顔に、泥をぬってしまうので辞やめにくい
- 自分でお願いしたのに、辞めるなんて言いにくい
といったようなことになる可能性があります。
それだけでなく、紹介者との関係も微妙になるかもしれません。
私は看護大学の教員になるとき、知り合いの教授に大学を紹介してもらいました。
しかし、自己都合のため、勤務1年で次の大学へ行くことになったのです。
看護大学の教員も狭い業界。
教授同士が知り合いということもあって、微妙な空気になりました(泣)。
「知り合いに紹介をしてもらう方法」は、相応の覚悟をもって慎重にしていく必要があります。
気軽に「紹介して〜。」はトラブルのもとなので避けましょう。
メリット
- 信頼があるので採用されやすい
デメリット
- 職場が肌に合わなかったとき辞めにくい
ハローワークへ登録
ハローワーク(公共職業安定所)は、仕事を探している方に、さまざまなサービスを無償で提供する、国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関です。
ハローワークなら、
- 知り合いの紹介のように人間関係がギクシャクしない
- 自分で面接へのアポイントメントを取らなくていい
良さそう。
と思えますよね。
しかし、ハローワークではたくさんの仕事を紹介しています。
看護師はその数多の仕事の1つでしかありません。
だとすると、
ハローワークが、希望する病院の「看護師の仕事内容、職場の雰囲気、人間関係」といった内部事情を知るはずもありません。
ましてや、踏み込んで詳しく伝えてくれるということは、まず無いといっていいでしょう。
私も以前、ハローワークを利用したことがあります。
窓口のスタッフは丁寧にお話を聞いてくれます。
しかし、一歩ふみ込んだ情報を得られることはありませんでした。
あくまでも国の運営機関なので、自分から進んで情報を収集する積極的な姿勢が必要になります。
メリット
- 無料で利用できる
- 病院側も紹介料がいらないので採用しやすい
デメリット
- 窓口まで足を運んで転職を進める
- 自分でも求人リサーチが必要
- 土日祝日は利用できない
- 相談員は専門性が低い
ハローワークの登録はコチラ
→厚生労働省「ハローワーク・インターネットサービス」
ナースセンターを活用
ナースセンターは、各都道府県の「公益社団法人 看護協会」が運営していて信頼ができます。
無料職業紹介のほか、離職時等の届出受付、再就業支援研修等、看護職をサポートするための様々な事業を行っています。
「eナースセンター」にユーザー登録すると利用できます。
また、ユーザー登録なしでも求人情報は検索することができます。
ナースセンターは、自分で勤務地・待遇など条件に合う求人情報をカンタンに検索できるシステムです。
自分の希望にあった求人情報を自動的にマッチングし、毎週新しい情報をメールで受け取ることもできます。
さらに地図上から「希望勤務地の求人情報」の検索も可能。
ナースセンターも機能としては、求人サイトと同じです。
メリット
- 看護協会運営で信頼できる
- 無料で求人情報が得られる
- マイペースで転職活動が可能
- 就職支援以外のサポートがある
- マッチング機能があって便利
デメリット
- 求人数が少ない
- 基本は自分で検索していく
ナースセンターの登録はコチラ
→看護協会による無料職業紹介事業「ナースセンター」
転職サイトと他の転職方法との比較表
それぞれのメリット・デメリットを理解して活用しましょう。
項目 | 転職サイト | 求人サイト | 知り合いの紹介 | ハローワーク | ナースセンター |
求人数 | |||||
無料で利用 | |||||
専門性 | 高い | 自分でリサーチ | 低い | ||
相談しやすさ | |||||
マイペースで利用 | |||||
詳細の確認 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
「転職サイトを使わずに求人を探す方法」まとめ
今回は、転職サイトを使わずに求人を探す方法を紹介しました。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分の状況に合わせて、転職サイトと使い分けをしていきましょう。
自分で求人を探しながら、転職サイトに登録してもOK。
アドバイザーにも探してもらう「併用方法」がおすすめですよ。
本気で求人を探している方へ