はじめに
本記事は、子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師さんへ向けて書いています。
本記事を読めば、「子育てや家族との時間」と「仕事」をバッチリ両立できる「認知症病棟」に向いている人の7つの特徴を知ることができます。


「仕事がツライ」=「生活がツライ」

生活に重くのしかかる仕事の辛さが、まちがいなく
「子育てや家族との時間を楽しめなくさせている」
と言っていいでしょう。
私は仕事の量も人間関係もブラックな職場だった看護大学の教員をしていたので、

そんな辛さから抜け出すために「精神科認知症病棟」の看護師へと転職。
こちらの記事もチェック
今は
- 家族優先
- 子育て優先
- 自分時間の優先

仕事もハードすぎず、ほぼ毎日定時退社できる「精神科認知症病棟」は、子育てや家族のことを優先したい方にピッタリの転職先です。
【こちらの記事もチェック↓】
子育て世代看護師が働きやすい転職先!認知症病棟のメリット・デメリット
こちらもCHECK
-
-
子育て世代看護師が働きやすい転職先!認知症病棟のメリット・デメリット
はじめに 本記事は、子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師さんへ向けて書いています。 本記事を読むと、子育て中の看護師さんが働くのにオススメの職場「認知症病棟のメリット・ ...
続きを見る
しかし、

そこで今回、「精神科認知症病棟」で10年間「看護師主任」を勤めている私が、

という方の7つの特徴についてご紹介します。
【認知症病棟に向いている人の7つの特徴】
7つの特徴
- 高齢者との関わりが「わりと好き」
- のんびりと看護がしたい
- 定時に帰りたい
- プライベートを大切にしたい
- 急性期の病棟勤務経験がある
- 体力に自信がある
- 認知症を勉強したい
ぜひ認知症看護に自分は向いているのかどうか照らし合わせてみてくださいね。

認知症病棟に向いている人の7つの特徴
高齢者との関わりが「わりと好き」
私の体験からお話すると、もともと幼い頃から両親が共働きの家庭で育った私。

生活の中で祖父母と関わる時間も長く、いわゆるおじいちゃん・おばあちゃん子だったんです。
その経験もあってか高齢者との関わりが昔から”わりと好きな方”でした。
ポイントは”わりと好き”というところ。

まあ昔から、高齢者に優しく接するのが好きなんですよね。
ウチのおばあちゃんが家族と歩いていて、歩くのが遅れていたら一緒に並んで歩いたりとか。
ほんとちょっとしたことなんですけど。
けれども、めっちゃ関わるのが好きというわけではありません(笑)。
たまにいるじゃないですか、

みたいなひと。
そういう人を見かけると一歩さがって眺めているような感じです(笑)。
なので「高齢者との関わりが、わりと好きだし苦ではないな〜。」


なんて思わなくて良いですからね。
こんな感じで、過去の経験から高齢者との関わりがあって、親しみやすいという方は認知症病棟の勤務に向いています。
もちろん、

という方や、他の理由から高齢者には親しみがあるという方も認知症病棟では大歓迎ですからね。
のんびりと看護がしたい
看護師の日常は、早めに出勤しての情報収集から始まり、
- バイタルサインの測定、内服管理
- 褥瘡や外傷・点眼などに至るまでの数々の処置
- ルート管理やモニターのチェック
- 入浴介助に全身清拭、口腔ケア、排泄介助
- インフォームドコンセント、検査同行、カルテ記録
- 入院受け、退院指導
- 家族との関わり、夜間のラウンド
- 委員会の活動、看護研究
- エンゼルケア
とたくさんの仕事がありますよね。

ほんと勤務時間内に仕事が終わる気しませんし、
これに加えて殺伐とした看護師の人間関係がかぶさってくるのですから
「のんびりと看護がしたい」
そう思うのは必然です。
一般病院でおけるこの感覚をふまえた上で、認知症病棟はどうかというと、

しかし、
心にかかる負担がぜんぜん違います。
一般の総合病院に比べれば、
良い意味でゆるくのんびりと看護ができる心の余裕がある
んです。
先日、患者さんの同行受診で某総合病院へ行きました。
そこで当院(認知症専門)を退職して救急外来で働いている同僚にバッタリ出会ったんです。

もう全然ちがうで。罵声とんでるもん。
認知症病棟みたいに「のんびり点滴しましょか〜。」
なんて言ってられへん。いつまで続くやろか。
と嘆いていました。
ちょっと特殊な事例だったかもしれませんが、総合病院の職場は多忙をきわめます。

すぐさま「すみません!」と双方が謝り、ふと顔を見上げると同期の看護師。

顔を見てる余裕さえないことだってありました。
だんぜん、のんびりと看護がしたいと思うなら認知症病棟ですね。

定時に帰りたい

決まった仕事が時間外になるということはまずありません。
ですから、終業時刻の直前に「急変が起こる」というようなイベントがなければ、
ほぼ間違いなく定時に上がれます。
私の感覚でいうと、10日間の日勤があるとすれば1日残業があるかないか程度です。
その残業もたいしたものではなく、15〜30分カルテを記録して帰るくらい。

プライベートを大切にしたい
子育てや家族との時間を大切にしたい!
は、もちろんのこと、

そんな思いがとっても強い私です。
仕事一筋にならず、
- 自分の好きなことがたくさんやりたい
- あくせくせずにのんびりと生活したい

定時に帰ることができれば、
- 通勤や準備の時間が2時間
- 仕事の時間を8時間
- 睡眠時間を6時間
とすると、残り8時間は自分のプライベートの時間です。
子育てや家族との時間もたっぷりあるし、自分だけの時間もきちんと取ることができるようになります。
私は、
- 妻とおしゃべりする時間が楽しく
- 子どもたちとお風呂に入って一日のイベントを聴くのがうれしく
- みんなで一緒に食事をするときが何より幸せ
です。

プライベートを大切にしたい方に、認知症病棟はベストな職場です。
急性期の病棟勤務経験がある
認知症病棟といえば、ガッツリ慢性期の病棟で

と思われる方も多いかもしれませんが、実は急性期の病棟経験は大いに役立ちます。
無くても問題はありませんが、急性期の病棟勤務経験があれば”なお良し”なんです。


と気を落とされた方、大丈夫です。

しかも保健師では警察保健師。

そんな私が今や精神科「看護師主任10年目」ですから。ご安心を。
ちなみに急性期を経験していると何が役立つというと、
認知症患者さんは物言わぬ患者、いや、物言えぬ患者です。
「痛い、苦しい、辛い」が言葉で伝えられず、平然としているように見えるのです。

そんなとき急性期で鍛えられた、
- 「ん?ちょっと様子がおかしいぞ。」という感覚や
- いきなり急変したときの対応
は必ず役立ちます。
今回は急性期の病棟勤務経験とあげましたが、
実は各種内科、耳鼻咽喉科、皮膚科など経験された看護はすべて優れた認知症ケアにつながります。

体力に自信がある
認知症ケアと言えば、主にADLを支援することになります。
なので、体力に自信がある人に向いています。
特に体力を使うのが、
「入浴介助」と「排泄介助」。
重度の認知症ともなると、こちらが伝えたいことが上手く伝わりません。

そんなときはどうしても体力がいります。

という方もいらっしゃると思います。
その点はご安心ください。
自慢できるものではないですが、

「おい!(笑)」とツッコミが入りそうですよね。

と思われるでしょうが、認知症看護で体力があるに越したことはありません。

と思って転職してしまうと、「こんなはずじゃなかった!」と感じてしまうでしょう。
- 入浴介助
- 患者さんの衣類の着脱
- オムツ交換
- トイレ介助
- 移乗の介助
と、腰をかがめて体を動かすことが多い認知症看護師。

認知症を勉強したい
多くはいらっしゃらないでしょうが、

という方もいらっしゃるでしょう。
- 認知症は誰もが知っていて
- 誰もがなってしまうかもしれない
世界の課題となっている病気
です。
しかも、高齢社会に突入した日本では今後さらに重要視される認知症看護。

新薬の開発(レカネマブなど)が進み、看護の現場もこれからどんどんと変わっていくことでしょう。
- 認知症を専門にしたい方
- 興味があるという方も
ぜひトライするつもりで認知症看護に一歩踏みだしてください。
認知症病棟に向いている人の7つの特徴のまとめ
以上、認知症病棟に向いている人の特徴を7つあげてみました。
いくつ当てはまったでしょうか。

という方はもちろん、どれか1つでも当てはまるという方も、
認知症病棟って
- 子育てや家族の時間を大切にできる
- プライベートも充実できる
- 将来もまだまだ活躍できる大切な分野

一度きりの人生、素晴らしい生活が送れるようになることを心から応援しています。

【こちらもチェック】
看護師でゆるくのんびり働きたいなら認知症看護がオススメ!手軽に病院を探す方法
こちらもCHECK
-
-
看護師でゆるくのんびり働きたいなら認知症看護がオススメ!手軽に病院を探す方法
はじめに 本記事は、 子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師さん 子育てや家族との時間を確保するために、仕事はゆるくのんびり働きたいという看護師さん へ向けて書いています ...
続きを見る
ご相談やご質問はこちら

認知症病棟のお話ならお役に立てますので、いつでもお声かけください。
Twitterでフォローする

Twitterアカウント→「じゃっきー@Jackey2706」
オススメの記事はこちら
→子育て世代の看護師さん必見!子育てしやすい病院に転職する方法
こちらもCHECK
-
-
子育て世代の看護師さん必見!子育てしやすい病院に転職する方法
はじめに 本記事は、子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師へ向けて書いています。 本記事を読めば、子育てや仕事の悩みを見つめ直す機会をもつことから始まり、段階をふんでスム ...
続きを見る