精神科「認知症病棟」へ転職した後、どんな変化があったのですか?
教えてください。
子育てや家族との時間を大切にしたくて、大学教員から精神科「認知症病棟」の看護師となって、10年が経ちました。
看護師主任だった私も、看護師長となって、ますますがんばっています。
そこで本記事では、子育てや家族との時間を充実させやすい職場である精神科「認知症病棟」へ転職したあと、生活に起こった5つの良い変化について紹介します。
本記事を読めば、「子育てや家族との時間」といったプライベートの時間を確保しやすい精神科「認知症病棟」にすごく興味が湧いてきます。
子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師さんは、ぜひご覧ください。
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認知症病棟へ転職後に起こった5つの良い生活の変化
【転職後に起こった5つの良い変化はこちら】
妻や子どもたちの話を聴く余裕ができた
「認知症病棟」に転職した後の良い生活の変化として、真っ先に挙げられるのは、妻や子どもたちにちゃんと向き合って、話を聴く余裕ができたことです。
看護大学の教員時代は、
- 通勤時間が2時間
- 人間関係も悪く長時間労働
で、家族と向き合ってゆっくり話す時間も余裕もなかったです。
家事も育児もほとんど妻のワンオペで、とにかく仕事で成功して給料をアップさせれば、家族に還元できると考えていました。
まさに仕事が最優先、昭和の男でした。
話を聴く余裕ができたことで、私の仕事に関連する妻のイライラが減りました。
定時に退社し、帰宅してから30分ほどは、お茶を飲みながら妻と会話をする時間です。
今日あったできごとを妻から聴いているだけですが、
- 何があったのか
- 何に悩んでいるのか
- 何をして欲しいのか
などがわかり、妻の考えに合わせて行動できるようになりました。
夫婦のコミュニケーションがグッと増えたんです。
また、子どもたちとは、夜勤をのぞけば、いつも一緒にお風呂へ入ることができるようになりました。
お風呂では、今日のできごとを必ず聴くようにしています。
毎日続けていると、
「ねえねえ、お父さん。今日はこんなポケモンつかまえたよ。」とか
「友達にイヤなことされた。」とか
悩みごとや楽しかったことなどを、自分からたくさん話をしてくれるようになりました。
家族として良い方向にまとまっていく。
そんな感覚があります。
自分に、時間と気持ちの余裕ができたことによる「良い変化」です。
家族とお出かけしやすくなった
認知症病棟の看護師として転職した後は、休みが取りやすくなりました。
毎月、何もなくても有給休暇を1日は入れるようにしています。
家族から要望があれば、平日の委員会さえ避ければ、どこでもお休みを取ります。
家族にとって大事なイベントがあるなら、委員会でも休みますが(笑)。
認知症病棟へ転職して、考え方も「家族最優先」に変わりました。
仕事なんて自分がいなくても、何ごともなかったかのように回ります。
家族の中での父親、夫は私1人で代わりはいませんから、しっかりと役割をはたします。
- ショッピングセンターへの買い物
- USJに年パスで通いつめた
- 家族で外食
- 帰省
時間の余裕と休みの取りやすさから、家族でお出かけしやすくなりました。
妻が陶器を集めるのが趣味で、家族で「陶器まつりイベント」に参加することがあります。
家族で来れてうれしかったわ♪
じゃっきーくん、連れてきてくれてありがとう。
と喜んでくれると、すごくうれしいです。
休日は仕事のことを考えなくなった
休日は、仕事のことをいっさい考えなくなりました(笑)。
入職したての頃や、人間関係でごたついたりする時は、休日でもモヤモヤしたりしていました。
今でも、人間関係でモヤっとするときは、たまにあります。
それ以外は、病棟を出た瞬間から、仕事のことは何も考えません。
「今日は何をしようかな〜。」と、自分のプライベートを、どう充実させるかに思考がシフトしています。
看護大学の教員時代は、休みの日も研究のことを常に考えていました。
大学教員は看護師のように、「申し送りが終われば、あとは人に任せて。」なんてことができませんからね。
認知症病棟へ転職して、そんな仕事への足枷がなくなりました。
自分のプライベートだけを考えていれば良いなんて、こんなに素晴らしいことはありません。
家事を積極的に行えるようになった
気持ちに余裕ができたぶん、家事も積極的に行えるようになりました。
- お風呂そうじ
- 布団をたたむ・敷く
- ゴミ集めとゴミ出し
- 洗濯物干しなど
をやるようになったんです。
昔は、家事を手伝うという意識でした。
しかし、今は自分の仕事として取り組んでいます。
最近は、長男が大きくなってきたので、お風呂そうじを任せられるようになりました。
とても頼りになります。
妻任せにせず、自分ごととして、これからもやっていきます。
家事に関しては、もともと妻と一緒にやっていきたいと思っていました。
けれど、大学の仕事が生活の重荷になってくると、「疲れてるから」「忙しいから」と、できない言い訳をつくって、妻にしてもらっていました。
仕事の負担が軽くなったことで、生活時間が増えて心も軽くなり、行動ができている自分がうれしいです。
自己投資の時間が増えた
精神科「看護師」に転職して10年以上がたち、幼かった2人の息子たちもすっかり「中1と小5」になり、だいぶ手がかからなくなりました。
すると今では、自分の時間も多く持てるようになっています。
私はその時間を「自己投資に使うようになった」んです。
転職する前は、将来を見すえた「自己投資」なんて考えられませんでした。
研究一本で「教授」をめざす。
といったお堅い野望でした。
それはそれで素晴らしい夢だったのでしょうが、なんか面白みのない人生です。
近況では、
- 趣味でブログを始める
- Twitterの情報発信やライティングの勉強
- 資格試験にチャレンジ「簿記3級と2級、FP3級」に合格
と、看護師とはまた違った、自分の興味がある分野にもどんどん挑戦して楽しんでいます。
転職後に後悔はない?!
結論を先にお伝えすると、「後悔は微塵もありません。」
今の生活に満足しています。
何より、子育てと家族に時間を使えたことで、妻と息子たちと「とっても良い関係」を築けています。
ケンカもいっぱいしますが、仲良し家族です(笑)。
長男が小6の時には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年パスを買って、思い出づくりに毎月1回家族でユニバへ行って楽しみました。
ただ、「転職でもっと注意しておけばよかった」と思ったのは給料です。
大学教員の仕事をして、疲弊していたときは、
「仕事の激務や人間関係の悪さから脱して、もっと子育てや家族のこと、プライベートを充実させたい!」
にばかり目がいっていたんです。
そうすると、大学教員から看護師になったので、給料がガクンと下がり夫婦ゲンカが増えましたw
『金の切れ目が縁の切れ目』
「まさにそのとおりだなぁ。」と実感しましたね(笑)。
お金がないと、心に余裕がなくて夫婦もお互いがイライラします。
当時は、ことあるごとに、イヤな雰囲気になっていました。
転職の教訓として、
「転職のさいに家庭の経済的な柱となる人は、給料が低くなる転職は絶対にしてはいけない」
と思いましたね。
「認知症病棟へ転職後の良い生活の変化5選」まとめ
精神科「認知症病棟」に転職し1番良かったことは、仕事よりも子育てや家族との時間、そしてプライベートに時間を使えるようになったということです。
「仕事を生活の中心にしたくない」という、自分の希望が実現できたわけです。
認知症病棟への転職は、仕事と「子育てや家族との時間」の両立をしたいと考える方に最適な選択肢の1つです。
子どもが育っていくのは、本当にあっという間。
子どもたちが私にくっついて来てくれるのも、あと少しかもしれません。
貴重な時間に、たっぷり愛情をかけて関わり、子育てしたいと思います。
妻の話を聴く時間も大切に過ごしていきます。
みなさんにも、家族とのステキな時間が増えることを心より願っています。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
ではまた。
子育てしやすい職場探しは「ナースではたらこ」
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