
はじめに
夫の給料は手取り25万前後。
しかも夫は仕事中心で、育児や家事はほぼ毎日ワンオペ。
家と車のローン、 子どもたち(2人の息子)の教育費の貯蓄のためにふんばってきたけど、もう疲れてしまった。。。
できるだけ残業をしないように急いで仕事を終わらせ、保育園へ次男を迎えにいく毎日。
小学校2年生の長男はひとりお留守番。
寂しい思いをさせちゃってごめんね。
このままフルタイムでのりきるか、、、思いきってパートに変更するか。
はたまた新しい病院へ転職するか。
今は出口のないトンネルの中にいるようで、気持ちがめいっちゃいます。
「育児と仕事を両立したい」と思って、がんばってがんばってやったとしても、病院によっては物理的に両立ができない場合もあって、悩んでいる看護師ママは非常に多いです。

と後悔することだって少なくありません。

私は、精神科「認知症病棟」で看護師主任10年目の「じゃっきー」と言います。
2児の父親です。
本記事は、育児と仕事の両立を目指すママさん看護師が、転職時に押さえておくべき8つの条件を説明します。
本記事を読めばわかること
子育てや家族との時間を大切にしたいけれど、できなくて悩んでいる看護師さんが、ワークライフバランスのとれた職場を選ぶ方法がわかります。
私が転職したときに、
- この条件についてはもっと把握しておくべきだった
- これは確認しておいて正解だった
というように失敗や成功がありました。
その経験を活かし、みんなには「できる限り失敗を少なくしてほしい。」そんな思いで8つの条件を厳選しています。
ぜひ、育児と仕事の両立に向けた転職をするさいの参考にしていただければ幸いです。
ではさっそくいってみましょう!
育児と仕事を両立したいママ看護師が転職時に押さえておくべき8つの条件
<押さえておくべき8つの条件>
ではひとつずつ見ていきましょう。
納得できる給料

キレイごとなしで転職の条件で注目べきは”給料”です。

わたしは看護師に転職したさい、給料が下がってめっちゃ苦労をしました。
人間関係ももちろん大事ですが、転職を複数回くり返した私の経験からすると、
人間関係のゴタゴタはどこの職場に行っても何かしらあります。
しかし、給料については契約書などに明記されていて、コロコロ変わることはありません。
まず転職のときは、自分が納得できない給料で転職は絶対しない。
これを大原則としてください。
一度契約した給料は劇的に上がることはありません。
あと、就職後に「昇給があるか」を確認しましょう。

けれども、自分からは聞きにくい部分ですよね。
そんな場合は、転職サイトをつかってキャリアアドバイザーさんを通して念入りに確認しましょう。
- 昇給回数は年何回か
- 過去5年「毎年いくらの昇給があるか」
を必ず確認してください。

と、思うかもしれませんが、意外と民間病院などは当たり前ではないことがあります。
看護師も人間です。
自分の生活にゆとりがないと、人に優しくできません(経験談です)。
充分な報酬があるからこそ、生活が安定し心が優しくなって、より質の高いケアの提供につながると思っています。
子育てには食費・教育費・レジャー費といったようにお金がかかります。
病院がしめす情報をうのみにせず、キャリアアドバイザーを通して正確な情報をつかみましょう。
定時退社できる
子育てや家族との時間を増やしたいなら、残業がなく定時退社できる病院を選びましょう。
そのためには、できるだけルーチンワークが決まっている病院に的をしぼることをオススメします。

認知症専門である当院だと、16時半までには1日の最後の業務である「オムツ交換」が終わります。
終業時間の前に「不測の事態」が起こらなければ、ほぼ毎日定時退社できるというわけです。
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急な休みにも寛容

子どもが小さいと発熱やケガといったイベントが少なからず発生します。
急な休みにも寛容な「休みやすい病院」を選択しておくことが重要です。
幸い看護師は女性が多く、子どもの病気でおやすみするのにはとても柔軟に対応してくれるところが多いです。
私もスタッフから朝に子どもが病気で休むといった連絡があれば、2つ返事で
「わかりました。お大事にしてくださいね。」
と返すだけですので。
急なお休みがあっても、他のスタッフがいれば仕事は回ります(←重要なポイント!)。

子どものお母さんはたった1人です。安心して休んでください。
私の経験上ですが、病棟スタッフが多ければ気兼ねなくお休みをとりやすい傾向があります。
私の妻はパートをしていますが、1人事務で

と話していました。
これは看護師でも同じことが言えます。
マンパワー不足が深刻な看護師の職場ですが、クリニックなどの少人数の職場より、できる限り病棟スタッフの多い病院を選ぶことが、お休みしやすい秘訣です。
有給休暇がとりやすい
「急な休みにも寛容」に関連がありますが、有給休暇(以下:有休)が取りやすいかどうかは、育児と仕事を両立させる大切なポイントです。
子どもの病気による急な休みはもちろん、何かの用事で休まなければならないときが必ずあります。

そんなときに有休が取りにくい環境だと、とてもストレスですよね。
有休のとりやすさは、現場のスタッフ数やそのときの病棟の状況で変わってきます。
病院ホームページから自分で「有休消化率」を確認しておくのも大切です。
さらに、転職サイトのキャリアアドバイザーから内部の様子や情報を得るとなお良いでしょう。
家から近い
家から近くに職場がある」はほぼ必須の条件です。
たとえば、通勤時間が片道1時間としたら、往復2時間。
これに事前準備として1時間を加えると、通勤のみに3時間も使っていることになります。

1日24時間のうち、通勤に3時間も使うのはもったいないです。
通勤時間を減らせば、そのぶん育児や家事、家族との時間に有効活用できます。
通勤時間は、片道30分以内になるようにしましょう。

といった考えは捨ててくださいませ。
通勤は短時間であればあるほど良いことをお忘れなく。
時間の短縮で自分の疲労も抑えていきましょう。
保育施設がある

育児と仕事の両立の面から考えると、未就学から子どもを預かってくれる保育施設が併設されている病院は魅力的です。
外部の保育所に、一度子どもを預けてから出勤する手間がはぶけます。
夜間保育ができるなら、正社員で就職し、夜勤にも安心して入ることができるでしょう。

近くに子どもがいると思うと、気持ちも落ち着き、仕事に集中できますもんね。
当院でも保育所があって、日中のみ保育がされていますが、育児と仕事の両立の強い味方になっています。
夜勤は2交代
転職後に夜勤をすると決めているなら、2交代の夜勤がされている職場がオススメです。
なぜなら2交代夜勤だと、育児や家族時間といった「プライベートの時間」を確保しやすいからです。
3交代夜勤だと、たとえば
- 8:45〜17:00
- 16:30〜24:00
- 0:00〜9:00
といった就業時間になり、生活リズムが崩れやすく、
- 夜遅くに出勤
- 夜遅くに帰宅
- 早朝からの出勤など
プライベートのまとまった時間がつくりにくくなっています。

もちろん、「3交代勤務に慣れてます」という方もいらっしゃるでしょうけどね。
反対に2交代になると、たとえば
夜勤時間は16:30〜翌朝9:00となって、生活リズムが崩れにくく、まとまった時間がつくりやすいです。
「入・明・休み」がワンセットなので、明け・休みの2連休になるのも嬉しいですよね。
子どもが小さい時はどう働くべき?子育て中の看護師にオススメの働き方
転勤がない
規模の大きな病院に勤めると、いくつか施設があって頻度は少ないかもしれませんが転勤になる可能性があります。
部署の異動でさえ、環境が変わると心身への負担が大きいです。

わたしも2年前に部署異動がありましたが、また1からの人間関係の構築に苦労しました。
転勤となると、その自分への負荷は計り知れません。
仕事でしんどい気持ちが大きくなると育児に影響がでますし、両立をつづけていく気持ちが滅入ってしまいます。
あらかじめ転勤がない職場を選択しておきましょう。
育児と仕事を両立したい「ママ看護師が転職時に押さえておくべき8つの条件」まとめ

以上、育児と仕事を両立したいママ看護師が「転職時に押さえておくべき8つの条件」をお話しました。
8つの条件は以下のとおりです。
この8つの条件をすべて満たしていれば、育児と仕事の両立がしやすくなることは間違いなしです。
もちろん、8つの条件は、わたしの経験からのものであり、誰にでも当てはまる必須事項ではありません。

自分にとっては他にも「この条件が必要だ」と考えるものもあるでしょう。
しかし、
最低限でも本日ご紹介した「8つの条件」に目を通して確認し、自分が納得いくように押さえておきましょう!
- 本当に定時退社できるのか?
- 有給休暇が取りやすいのか?
- 離職率は少ないのか?
- 保育施設はどのくらいの利用率があるのか?
といった転職先の情報を自分ひとりで集めるのには限界があります。
そんなときはオススメの転職サイトに無料登録して、最も良い転職ができるようにうまくご活用ください。
当記事をご覧になり、
「育児と仕事の両立のために転職して正解だった!」
と皆さんが思ってもらえれば、こんなに嬉しいことはありません。

ではまた。
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