性格がのんびりな私にはどんな職場が合うんだろう?
忙しくて空気がピリピリした職場では働きたくないな。
とお悩みじゃありませんか?
性格がのんびりした看護師さんにピッタリ合う職場があります。それは、
認知症看護の職場です。
本記事を読めば、性格がのんびりな看護師さんに認知症看護がオススメな4つの理由がわかります。
もちろん、のんびりしているから「認知症看護が楽ですよ。」とは言いません。
しかし、
- 患者さんや家族の不満やクレーム対応といったコミュニケーションが苦手
- 忙しい雰囲気で同僚がピリピリしている環境がイヤ
「できるだけ、のんびりした自分のペースで働きたい!」という看護師さんには最適な環境です。
わたしものんびりした性格。
認知症病棟で看護師(2024年現在:看護師長)となって、はや11年経ちます。
認知症病棟は、のんびりした看護師さんでも長くにわたって働き続けられる職場です。
本記事をご覧いただいて、少しでも多くの人が「認知症看護の現場も良いかもなぁ。」っと思ってくださると、うれしいです。
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認知症看護をオススメする理由4選
オススメの4つの理由はこちらです。
<オススメな4つの理由>
ひとつずつ見ていきましょう。
「のろまな看護師」と患者さんにムカつかれない
入院中の患者さんから、「早く〇〇して!」と急かされることがほとんどありません。
認知症の進行具合や症状によって、認知機能(おもに記憶や意思)がマイルドに保たれている場合は、
早くやってよ。
と言われるケースもなくはないですけど。
多くは看護師のペースででき、
- 静かに順番を待ってくれる
- 認知機能の低下から”順番”とか”待つ”とかの概念がない
といった状況です。
患者さんから「要領が悪い」や「遅い or むかつく」といった、
負の感情を看護師が受けずに済みます。
もちろん、患者さんの状況に合わせて、スピードを上げるなどの対応は必要です。
過度に刺激を受けることなく自分のペースで看護できます。
のんびりな性格の看護師さんにはピッタリな環境です。
「看護師になって性格が変わった」と言われない
あの人、看護師になって性格変わったね〜。
と、マイナスの意味で言われることは少ないでしょう。
看護師になると、みんながみんなという訳ではありませんが、仕事中にイライラしやすくなります。
看護師がイライラしやすくなる原因は、
- 患者さんや家族のクレームや不満に対応
- 患者さんや家族とのコミュニケーションが上手くいかない
- 朝残業や残業で勤務時間が長い
- 休憩時間が取りづらい
- 同じ仕事のくり返しでモチベーションが低下
- 同僚とのコミュニケーションが上手くいかない
- 医療ミスを防ぐために細心の注意を常に払っている
などがあります。
一般病院にくらべ認知症看護では、患者&家族への対応がずいぶん楽になります。
入院が必要な重度の認知症患者さんからは、ムリな要求やクレームはほとんどないです。
同様に、家族からのムリな要求やクレームも少ない。
なぜなら、家族も「家では対応が困難な患者を病院に入院させてもらえる」という意識があって、
不満よりも病院に対して感謝の気持ちが大きいからです。
看護師の残業はほとんどないので気分は楽です。
気持ちにゆとりがあると同僚とのコミュニケーションも上手くいきやすくなります。
認知症の現場で、性格を変えてしまうほどの忙しさになることは、本当に稀ですのでご安心ください。
性格や態度の悪い看護師が少ない
人間の性質上、性格が合う合わないがあって、人間関係はどこの職場にいってもゴタゴタしています。
認知症の現場であっても看護師の人間関係はさまざまです。
しかし、
- 高度な医療を求められない
- 患者&家族のクレーム対応に疲労しすぎない
- 残業がほとんどない
などの、ゆとりの環境が看護師に心の余裕をもたせます。
性格が合う合わないの部分はあるものの、
ピリついて心に余裕がない職場環境に比べれば、トラブルに発展するリスクはいくぶん少ないでしょう。
また、患者さんへの態度が悪い看護師は少ないです。
というか、今後そんな態度はできなくなります。
認知症病棟は精神科に分類され、医療法のほか精神保健福祉法のもと看護が実践されています。
令和6年4月からは、精神保健福祉法の改正により、
「虐待を見つけたら即刻通報」という義務が課される。
もともと、のんびりと働きたいと考えて認知症病棟へ就職をしてくる看護師さんは、心優しい人たちが多い印象です。
しかし、一部の職員による精神科での虐待は日本の社会問題となっています。
患者さんへ対する態度の悪い一部の看護職員は、一掃されるのではないでしょうか。
- 精神保健福祉法とは
- 精神障害者の福祉の増進及び国民の精神保健の向上を図ることを目的とした法律です。
※詳しくは「公益社団法人:日本精神科病院協会の公式サイト」へ
中堅になったとき「看護師に向いてないかも」と迷わない
私は43歳で、認知症病棟で看護師主任をしている、いわゆる中堅看護師です。
看護師も中堅くらいになると、もう一度自分の看護を見つめ直す時期。
不意に壁にぶつかって、
やっぱり看護師に向いてないかも。
と考えてしまうこともあります。
しかし、認知症病棟にいれば、中堅になったときに「看護師に向いていないかも」といった迷いはほとんど生じません。
看護師に向いていないかもと思ってしまう理由には、以下の3つのような理由が挙げられます。
- 精神的・肉体的に弱い自分を責める
- 患者さんとのコミュニケーションが苦手
- 患者さんとの距離が近くなって感情移入しやすい
です。
- 認知症病棟では残業がほとんどない
- 患者さんは積極的な治療よりも、穏やかな看取りが多くなる
精神・肉体的な疲労はそれほど大きくありません。
患者さんとのコミュニケーションも、認知機能の低下によって、
話した内容は、話し終わった直後から「はじめまして」になります。
良い意味で感情移入しすぎず、”あとくされ”がありません。
中堅になっても「私、看護師に向いてないかも」といった迷いは生じにくく、のんびりと穏やかに看護が続けられます。
「認知症看護師に向いている人」診断!性格や特徴は?
認知症病棟に向いている人の7つの特徴はこちらです。
自分にいくつ当てはまるか自己診断してみましょう。
- 高齢者との関わりが「わりと好き」
- のんびりと看護がしたい
- 定時に帰りたい
- プライベートを大切にしたい
- 急性期の病棟勤務経験がある
- 体力に自信がある
- 認知症を勉強したい
すべて当てはまります、という方はもちろん、どれか1つでも当てはまるという方も、認知症病棟って
- 子育てや家族の時間を大切にできるプライベートも充実できる
- 将来もまだまだ活躍できる大切な分野
だと知ってもらい、興味を持っていただければ、これほど嬉しいことはありません。
「性格がのんびりだと思う看護師さんに認知症看護をオススメする理由4選」まとめ
性格がのんびりで、看護師で働くならどんな病院や施設が合うんだろう?
慢性期病棟?クリニック?それとも老健施設?
とお悩みの方も多いでしょう。
私がオススメするのは認知症病棟や認知症専門病院といった、認知症看護ができる病院です。
のんびりした性格の看護師さんにはオススメする理由が4つありました。
わたしも性格がのんびりで、忙しくバタバタして、雰囲気がピリピリした職場じゃ働けないと思っていました。
「認知症看護だったらできるかも!」と思い切って飛び込んで、はや11年がたちます。
実際、今まさに経験しているからこそ、本音でお伝えできます。
- 仕事と子育てを両立させたい方
- プライベートを充実させたい方
- ゆるくのんびり働きたい方
など、
ストレスをため込まず「仕事は仕事、家庭は家庭」とスッキリ切り離したい!
のんびりな看護師さんには本当にオススメの職場です。
本記事が皆さんの職場選びの1つの参考になれば幸いです。
ではまた。
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