

前病院での退職理由や子育てなど、志望動機で本音をどこまで伝えたら良いか分からず悩む看護師ママは多いです。

私は精神科「認知症病棟」看護師主任10年目の「じゃっきー」と言います。
本記事では、子育て中の看護師ママに向けて、相手が「この人と一緒に働きたい!」と思えるような自己PR・志望動機の作り方について紹介します。
家事・育児が忙しく、転職の自己PRや志望動機をどんなふうに書けばいいかお悩みの方は、ぜひ最後まで見てくださいね。

相手(志望先)が「この人と働きたい!」と思える、グッと心をわしづかみにする自己PR・志望動機が作れます。
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超重要!「自己PR」「志望動機」の2本柱を押さえて面接を制す

面接の評価は、93%が視覚・聴覚(どう見えたか・どう聞こえたか)であって、話す内容は7%だと伝えました。

かと言って、7%を疎かにしても合格できないのが面接です。
中身がスッカラカン、ただの見かけ倒しにならないように対策が必要不可欠。
特に面接の攻略には「自己PR」と「志望動機」の2本柱を明確にしておくことが重要です。
この2本の柱がグラグラしていると面接で好印象を与えることはできません。
裏を返せば、「自己PR」と「志望動機」さえしっかりしていれば、採用合格はグッと近づくと言って良いでしょう。
看護師として働くための「自己PR」と「志望動機」を明確にするには、自己を分析し「自分がどんな人物なのか」を知る必要があります。

「自己分析」を土台とし、「自己PR」→「志望動機」の順番に作成していきましょう。
目で見てわかる!自己分析をする方法

自己分析で、自分の「価値観」と「強み」を知るには、
- A3用紙に鉛筆で経歴を書き尽くす
- フローチャートのように自分の経歴を思い出すかぎり書き出す
作業をしていきます。

1つのテーマにつき、A3用紙1枚を使用するのがベスト。
A4ではなくA3用紙を使うのは、思考の広がりを出すためです。
鉛筆だと何度でも書き直せる安心感があります。
シャーペンでも可能です。
A3用紙が用意できたら「とにかく書き始めよう」
A3用紙の左端にテーマや前部署を書いて、丸で囲みます。
あとは思いつくままにフローチャートを作っていくだけ。

書き方にはこだわらずに、自分の思うがままを意識してください。
思うがままに書き綴った自分の経歴を眺めていると、
- 自分がどんな場所にいて何を頑張ったのか
- どんな成果につながっているのか
- 看護師として、どんな価値観を持っているのか
- これまでの経験から自分の強みは何なのか
が、ぼんやり浮き出てきます。
経歴を深掘りするときのテーマがわからない方のために、例を用意したので、テーマに迷う方は参考に使ってください。
経歴を深掘りするために自分へ投げかけるテーマ
- なぜ看護師を志したのですか?
- あなたの※看護観を教えてくれますか?
- 経験した部署と成果を出した活動を教えてください
- 自分の長所と短所を教えてください
- 趣味は何ですか?
- 夢は何ですか?
自己分析の参考例を紹介
私が実際にやったものを一部、例として示します。
書き方の雰囲気を参考にしてください。

※実際の写真:A3用紙の左にテーマを書いて、あとは思いつくままにフローチャートにしました。
自己分析したA3用紙の1枚をPDF化してみました。


A3用紙が大きすぎるのでは?と抵抗がありましたが、思いつくままに書くので逆にA3用紙じゃないと狭く感じます。
無理なく志望先の分析をする方法

自己分析とやり方は同じです。
A3用紙を使って、志望先のあらゆる情報を書き出しましょう。
志望先の情報収集ポイントは?
志望先の医療機関の情報は下記のポイントにそって集めればOK。
情報を集める方法としては、
- 病院ホームページ
- 病院見学
- 口コミ
- 転職サイトからの情報
があります。
志望先の分析例を紹介
私が実際にやったものを例として示します。
こちらも書き方の雰囲気を参考にしてください。

※実際の写真。地方の一般病院だと公式サイトの情報も少なくA3一枚にすんなり収まります。
手書きを見やすくPDF化すると、こんな感じです。

自分の「価値観や強み」と志望先との一致点を探す
- 自己分析による自分の「価値観・強み」
- 志望先分析による志望する医療機関が求めている人材
の一致点を探すことで、自分がアピールできるポイントや、志望する動機が見えてきます。

一致点に印をつけておくと、より分かりやすく、後でまとめやすいですよ。
カンタン4ステップ!自己PRの作り方

自己を知り、志望先の考えがよくわかったら、自己PRを作成していきましょう。
自己PRはカンタン4つのステップで完成します。
自己PRを作る4つのステップ
- 自分の「価値観・強み」を端的に書き出す
- 自分の「価値観・強み」を伝える具体的なエピソードを書く
- 具体的なエピソードで得られた成果を述べる
- 自分の「価値観・強み」を元にして、志望先でどのように活かし働くかを伝える

「自己分析」と「志望先分析」の結果(A3用紙)をならべて、一致する点を探します。
そのあと、4つのステップの順番で自己PRをつくります。
自己PRをつくるときもA3用紙に、鉛筆やシャープペンシルを使って書いていきましょう。
自己PRの参考例を紹介
私が実際にやったものを例として示します。
書き方の雰囲気を参考にしてください。

※実際に自己PRを書いたA3用紙。自己分析と志望先の分析結果がシンクロ(一致)する部分は必ずあります。
手書きは見にくいので、書き起こしたものを参考にどうぞ。
<自己PR>
私の強みは、看護大学の教員時代に培った看護研究能力を活かし、正しいエビデンスのもとにより良いケアを患者さんに提供していけるところです。
前職では、教育委員長を5年務め、看護研究を推進し、自分の病棟で「ユマニチュード」をテーマに取り上げました。
ユマニチュードは「あなたを大切に思っています」という優しさを伝えられる具体的なスキルです。
ユマニチュードを一定期間、特定の患者さんに続けることによって、どんな効果が得られるか検証したところ、認知症患者さんの笑顔が増え、反応が良くなり、不穏な状態の日が少なくなり、とても良い効果が得られました。
結果から、認知症専門病院として、患者さんに関わる際の基盤として取り入れていくことになったのです。
また、研究は研究するだけに留めず、実践に活かしていくことに意義があることを肌で感じました。
貴院では、高齢者の療養生活を支援する地域の重要な役割をになっていると伺っています。
ADLや認知機能の低下のある方も多いと推察します。
ユマニチュードを用いたケアで患者さんが安心して生活できるよう支援していきたいと思っています。
さらに、ケアが惰性にならないように、現場レベルでの研究の継続に努め、向上心を持って業務に励みたいです。

実際に履歴書へ書く場合は、要点だけをギューっとまとめて書けばOK。
文章を短くするのは、増やすことに比べればカンタンです。
ラクラク完成!志望動機の作り方

自己PRが完成したら、次はメインイベントの志望動機の作成です。
肩の力をスーッと抜いて、素の自分を飾らない言葉で表現することを忘れないでください。
志望動機を作るときの注意点
- お世辞を言わない
- 志望先をおだてて褒めるのではなく、現状を冷静に分析する
- 入職を前提に作る

実際に入職した状況を想像し、働くことを前提として志望動機を作りましょう。
気持ちがラクになる!志望動機は愛の告白と同じ!?
「志望動機が、なぜうまく書けないのか?」
看護師ママに限らず、受験者は志望動機をむずかしく捉えすぎてしまっています。

もっとカンタンに考えると、志望動機は「愛の告白に成功or失敗」とそっくりなんです。


はい。
志望動機を愛の告白に置き換えて見ると、なぜその志望動機じゃダメなのかがハッキリとわかってきます。
愛の告白に例える前に志望動機の本音を出す
志望動機の本音を晒すと、前病院のネガティブファクターが前面に出てしまい、新しい病院の面接で「これ言っちゃマズイでしょ。」となるのは一目でわかりますよね。
例えば、私の本音を書くと、前の職場は、
- 上司のパワハラがひどい
- 労働時間が長く多忙
- 休日まで仕事のことを考えたくない
となります。
これをさらに深掘りすると、
- パワハラがなく人間関係の良い職場へ行きたい
- 残業がなく定時退社できるところで働きたい
- 休日は仕事を忘れて子育てやプライベートを充実させたい
といった具合になりました。

志望動機を伝えるときに、本音を言って良いものか?
<志望動機>
貴院は自宅から近く、残業もほとんど無いとPRされていて、子育てと仕事を両立させ、プライベートを充実させたいと思う私の考えにピッタリです。
心も体も元気に仕事をすることができると思い貴院を志望しました。
これで良いのでしょうか?

う〜ん、コレじゃ絶対あかんヤツやんな〜。
志望動機、どうしよう?
と悩みの渦に飲み込まれていきそうです。
さて、ここまでで気づいた方はいますでしょうか?
そう。
今までの私の思考は、将来行きたい志望先の病院のことに一切触れていないんです。
つまり、一方通行の片想いなのです。
志望動機で大切なのは「なぜ今の職場を変わりたいのか?」ではなく、「なぜ志望先の病院へ入りたいのか?」を伝えなければなりません。

めざすは志望先との両想いです。
志望動機を理解する「愛の告白編」
志望動機を伝えるのは、「愛の告白に成功or失敗」をするのとそっくりです。

相手に、自分がどれだけ好きなのか(志望先で自分がどれだけ働きたいのか)を伝えなければ、思いは届きません。
では、志望動機と「愛の告白」がどうそっくりなのかを検証です。
NGな志望動機パート1


どうしてボクと付き合いたいって思ってくれたの?


え!?・・・
ボク(志望先)が、前の職場の悪口しか言わないあなた(受験者)とお付き合いをしよう(一緒に働きたい)と思うでしょうか?
答えはノーですよね。
志望動機で例えると、「前の職場は家から遠いし、残業も多く人間関係も微妙で、子育てとの両立ができないので辞めて転職を・・・」といった感じです。
愛の告白ではあり得ない場面ですが、志望動機を作るときに、自分中心のあり得ない動機を作成してしまう人がいます。
十分に注意しましょう。
NGな志望動機パート2


うれしい。どうしてボクのことを好きになってくれたの?


あ、、、うれしいけど・・・
パート1よりは、ボク(志望先)を見ている分、いくらかマシですが。
外見だけを見て突っ走ってますよね。
志望動機でいうと、
- 給料が高くて福利厚生もしっかりしてる。
- 子育て中のママさんナースも多くて、子育てしやすい環境も申し分なし。
といったところでしょうか?
志望動機ではありますが、もっと志望先の側に立って踏み込まないとボク(志望先)には響きません。
OKな志望動機


うれしい。でも、どうしてボクと付き合いたいって思ってくれたの?

私と笑いのツボも同じで、もっと一緒にいたいって心から思った。

うれしい。ありがとう!
NG例と比べて、かなり具体的です。
ボク(志望先)を見続けていないと、この回答は出せません。
志望動機でしめすと、
貴院は認知症に特化した専門病院として地域医療の一端を担っています。
療養病棟で3年間勤務しユマニチュードに出会い、認知症患者さんへ優しさを届ける技術だと知ってとても興味をもちました。
貴院は積極的にユマニチュードを取り入れており、私も認知症患者さんへ心のこもった看護が一緒にしたいと思い志望しました。
と、いった形になっています。
志望動機を作るポイントは、病院の表面的なところだけでなく、
- 力を入れている部分にまで踏み込んで「ここで働きたい理由」を示すこと
- 前向きな気持ちを前面に出すこと
が重要になります。
志望動機に、
- 日勤のみで子育てがしやすそう
- 託児所があって子育て中の看護師に優しそうだから
- 自宅や幼稚園から近いので
といった、自分へのメリットはできるだけ控えてくださいね。

志望先に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことが一番です。
志望動機を作るときの4つのステップ
- 志望先の「強み」で印象に残ったものを書き出す
- 志望先の「強み」とリンクさせる形で、自己分析から得た自分の「強み」を活かして、何をしたいのか・どのように活かせるか・何ができるか、を考える
- 自分の「強み」を活かせる理由を、具体的なエピソードとともに説明する
- 入職後にやりたいことを短くまとめる

A3用紙にざっくりと①〜④を書き出します。
志望動機を作成する
志望動機では、4つのステップで一度ざっくりと書き出した内容を、ストーリーにしてまとめる作業をします。
<ストーリーにしてまとめる>
- 病院が求めることの理解:志望のきっかけとなった、入職希望先の「強み・魅力」を書き出す
- 志望のストーリー化:志望するに至った、具体的なエピソードと、その結論を述べる
- まとめ:志望先で、実際にやりたいことを短くまとめる
志望動機の参考例を紹介
私が実際にやったものを例として示します。
書き方の雰囲気を参考にしてください。

※4つのステップでざっくりとA3用紙に書き出しました。
ストーリーにしてまとめた完成版を紹介します。
<志望動機>
看護師主任10年という節目をむかえ、基本的な看護技術を経験し、ステップアップしたいと考えていました。
貴院の「まごころ込めた医療と看護」の理念のもと、「高齢者の療養生活の支援」に自分のこれまでの経験を活かした看護ができると思っています。
前病院では、認知症病棟7年、療養病棟3年を勤め、基本的な医療を経験しました。
慢性期の医療度の高い患者さんに対しても適切なケアを提供できると考えます。
また看護研究を通して学んだ「ユマニチュード」や「アンガーマネジメント」の技術で優しい関わりを続けていきます。
ユマニチュードは人に優しく接するを具体的な行動に落とし込んだスキルであり、アンガーマネジメントは、一時的な感情の変化で対応を誤らない技術です。
自分たち看護師が学び、丁寧な関わりをすることで、患者さんの笑顔が増え、不安が軽減したという体験をしました。
患者さんは元よりご家族にも相乗効果が期待できると思っています。
まごころを込めて誠実な医療と看護を提供し、患者さんが安心で安全な療養生活ができるように支援していきたいと考えています。
自己PRや志望動機の例は、あくまで参考として示したものです。
決して正解をしめしたものではなく、「マネをしてください」とオススメするものでもありません。

作成の過程を理解して、自分のアピールポイントと志望動機を見つけてくださいね。
【例文あり】転職に成功した看護師ママの志望動機を添削してみた

実際、転職に成功した看護師ママの志望動機をアンケート調査して、リアルな4事例の回答を得ました。
<リアルな志望動機4事例>
※当サイト独自調査(クラウドワークス調査)
4つの事例はいずれも転職に成功した志望動機ですが、少し添削をしてみます。
【例文1】「訪問看護ステーションへの転職」志望動機
40代Aさんの志望動機をみて見ましょう。

自宅から職場までが近いことが選択した一つの理由です。
子どもがまだ小さいので、自宅、幼稚園、職場が近いことが子育てと仕事を両立できる理由となると思いました。
自宅からは徒歩圏内であるため、何か災害が起こっても、自宅から職場に来ることもできます。
反対にすぐに帰宅することも可能なので、安心して通勤することが出来ます。
この距離感が、生活の安定、精神的な安定、そして生活リズムを整えることにすべてつながっていると思います。
Aさんは訪問看護が未経験ながら、経済的な理由で訪問看護に挑戦したときの志望動機です。
子どもが小さかったこともあり、自分の生活が前面に出てしまっています。
「なぜ訪問看護か?どうしてウチのステーションなのか?」
について追記すると、より良い志望動機になります。
例えば、
急性期病院で看護師をしていたのですが、退院後うまく地域で生活できているのか心配することもありました。
育児にも少し余裕ができたので、患者さんが過ごしている自宅でケアが行なえる訪問介護に挑戦しようと思い、地域とのつながりを大切にしている貴施設を志望しました。
といった理由を前に持ってくることで、施設側への印象がより良く変わってくるでしょう。
【例文2】「健診クリニックへの転職」志望動機
次に30代Bさんの志望動機です。

私は7年間急性期病院で勤務し、消化器内科・外科、血液内科・血管外科を経験してきました。
その中で、病院内で治療し、退院していく患者様の看護をできることにやりがいを感じておりました。
しかし、病気が発症するまでの予防はどのようにされているのか、自分に何かできることはないか、と思うようになりました。
健診クリニックでは健康なお客様が来院され、疾病の予防に自分が関わることができることを知り、志望させていただきました。
Bさんは、病院に勤めていましたが、夜勤をしながら育児をするのは難しいと考えたため健診クリニックに転職をしました。
志望動機を作るとき、転職を希望する本当の理由を言うことはできないため、相手に納得してもらい、採用したいと思ってもらえる動機を考えるのに少し時間がかかったと話しています。
自分の経験から、健診クリニックへ志望する流れがスムーズに書かれています。
志望動機をより深掘りするなら、
- 「予防はどうしているか」がなぜ気になったのか?
- 自分の経験はクリニックでどう役立てるか?
を追記すると、さらに深みが増すでしょう。
例えば、
糖尿病が改善して退院したはずの患者さんが、より糖尿病を悪化させて再入院してきたのを見て、病気になるまでの予防が大切と痛感し、予防に興味をもちました。
病院勤務の経験を活かし、お客様に寄り添った健康に関するアドバイスができると思います。
といった感じです。
「自分は志望先でどんな活躍ができるか?」という視点を忘れないようにしましょう。
【例文3】「総合病院から高齢者施設への転職」志望動機
30代Cさんの志望動機です。

現在総合病院の正社員で夜勤をする条件で働いています。
育休が明け、子育てしながらの勤務をしてみて、子供の病気等で急な早退やお休みも多く、夜勤どころか日勤のハード業務も難しくなってきました。
貴施設では、日勤のみのパート募集をしており、子育て中の方もたくさん働いているとお聞きしました。
貴施設で働きながら家事育児と両立させられればと思います。
これまでの看護の経験を活かし、施設看護を学びながら貴施設に貢献できるよう頑張りますので宜しくお願い致します。
Cさんは、夜勤をすることで、子どもに寂しい思いをさせて罪悪感がつのっていったことから、日中だけのゆったり働ける施設に転職しました。
前院での退職理由を話して、ネガティブな印象を与えてしまい不採用になってしまわないか不安で、「本音をどこまで伝えたら良いか分からず悩みました」と話しています。

子育て中のママは、子どもが最優先になってしまい、どうしても自分の生活話が前面に出てしまいます。
改めて自分の志望動機を見てみると、「Cさんと同じような文章になってしまった!」という方も多いはずです。
Cさんの文章では、最後に1行で表している「看護の経験」の部分を少し膨らませて、高齢者施設でどう活かしてがんばっていくのかを追記できると、施設側もCさんとより働きたいと思ってくれるでしょう。
【例文4】「総合病院から眼科クリニックへの転職」志望動機
最後に30代Dさんの志望動機です。

元々、眼科で働きたかったこともあり、家から近くて通いやすく、市内では人気の高いこちらの眼科を志望させて頂きました。
長年、病棟勤務をしてきたなかで、様々な患者様や周りの病院スタッフとの関わり方、コミュニケーションの取り方、仕事への向き合い方を学び、眼科クリニックでも活かせられると思いました。
子どもも大きくなってきたので、勤務調整に関してはそこまで休みを取ることなく出勤できると思いますし、人一倍頑張れると思います。
Dさんの本音は、総合病院の病棟勤務だったが、看護師の人数が少なくシフトの調整がむずかしいのと、希望の休みが取りにくかったので転職へ踏み切ったとのことです。
クリニックで働いた経験がないので、自分が今までいた職場環境からガラッと変わったときに活かせる武器があるか、というところを上手く伝えられるか悩んだと話しています。

Dさんの志望動機は、しっかりと志望先に目が向けられているのが分かりますよね。
自分が転職したときに、「どのようにクリニックに貢献できるのか」が書かれているところはGOODです。
欲を言えば、病棟勤務をしてきた経験の具体的なエピソードを1つ入れられると、志望先に自分の武器(活かせる経験)をもっとうまく伝えられます。
例えば、
自分は明るい性格なので、周りのスタッフには自分からあいさつをします。
前の職場でも、朝のあいさつは”必ず笑顔で元気よく”を心がけていると、「あなたがいると病棟の雰囲気が明るくなる」と師長に言われ、働く上でやっぱり「笑顔のあいさつ」て大事だと実感しました。
この経験は眼科クリニックでも活かせられると思いました。
いかがでしょうか?
エピソードが1つ入るだけで、自分がどう活躍できるかを一歩踏み込んで伝えることができます。
4つの事例からの考察
4つの事例は、いずれも転職に成功した看護師ママの志望動機です。
看護師は売り手市場であり、面接によって人柄の良さや誠実さが伝われば、志望動機がよほど不適切でない限り採用につながっていると推察されます。
特に人手が不足する小さな施設やクリニックでは、志望動機の影響は少ないのかもしれません。
しかし、改めて自分が書いた志望動機を第3者に見てもらうと、意外と修正箇所が見えてくるものです。

各例文の添削ポイントを参考にしながら志望動機を作成してみてくださいね。
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